《代表インタビュー》「向いていない」と言われたあの日から。不登校支援と“常設の居場所”を目指す理由
【今回インタビューさせてもらった方】
「yuuki」さん(NPO法人TEARDROPS 代表)
大学時代の葛藤を経て、2021年にTEARDROPSを立ち上げる。
「名前のない痛みを聴く」をコンセプトに、病名や理由のつかない生きづらさを抱える人へ寄り添う活動を展開。
現在は不登校支援や子ども食堂の連携、いつでも誰もが立ち寄れる“常設の居場所づくり”に向けて精力的に活動している。
本日は代表のyuukiさんに、団体の原点やこれから挑戦したい「不登校支援」「常設の居場所づくり」への想いをじっくり伺いたいと思います!よろしくお願いします。
よろしくお願いします!活動を通して見えてきた課題や、私自身が抱えてきた葛藤も含めて率直にお話しできればと思います。
「リーダーに向いていない」と言われた大学時代
今でこそNPOの代表として多くの方を引っ張る立場ですが、大学時代に大きな葛藤があったと伺いました。
そうなんです。大学生のとき、周囲から「リーダーには向いていない」「もっと前線に立ってグイグイ引っ張っていかないとダメだ」と言われたことがあって。
当時はすごく落ち込みましたし、「自分には何もないんじゃないか」と自信をなくして悩む時期がありました。
でも、だからこそ「カリスマ的なリーダーシップで引っ張る」のではなく、「人の痛みや言葉にならない声をじっくり聴いて、横に並んで一緒に歩く」という自分なりの関わり方を見つけることができたと思っています。
NHK『#8月31日の夜に』に寄せる共感と想い
noteでもNHKの『#8月31日の夜に』などのキャンペーンに触れられていましたよね。
はい。夏休みが明ける直前の「8月31日」って、不登校や悩みを抱える子どもたち・若者にとって本当に心が押しつぶされそうになる夜なんです。
『#8月31日の夜に』の「死ぬな」「学校に行かなくてもいい」というメッセージには強く共感しますし、一人で苦しんでいる夜に「ここなら安全だよ」と言える場所が絶対に必要だと実感しています。
「学校に行けない自分は駄目なんだ」と責めてしまう子に、「逃げ場や別の選択肢はあるんだよ」と伝え続けたいですね。
これからやっていきたい「不登校支援」と「常設の居場所」
今後特に力を入れていきたいのが、**「不登校支援」**と**「いつでも行ける常設の居場所づくり」**です。
これまでは単発のイベントや月数回の交流会などが中心でしたが、「今日つらい」「今すぐどこかに行きたい」と思ったときに開いている「常設の居場所」を作りたいと考えています。
不登校の子どもたちも、学校や家庭以外の“第三の居場所(サードプレイス)”があれば、少しずつ心を休めて自分のペースを取り戻せます。子どもから大人まで、多世代が混ざり合いながら、図書館のように静かにたたずむだけでも許されるような空間を目指しています。
「今日行きたい」と思ったときに扉が開いている常設の場所があることは、孤立を防ぐ大きな安心感になりますね。
最後に:苦しんでいるあなたへ
自分が「向いていない」と挫折した経験があるからこそ、いま立ち止まっている人の気持ちが痛いほど分かります。
理由が分からない不安や、学校・社会に馴染めない苦しさを抱えていても大丈夫です。TEARDROPSはいつでもあなたのそのままの姿を受け止められる場所であり続けます。
インタビューを終えて
「向いていない」と言われた傷つきや葛藤を抱えながらも、それをしなやかな温かさに変えてきたyuukiさん。
『#8月31日の夜に』に象徴されるような夜の暗闇に寄り添い、子どもたちの生きづらさや不登校に向き合う姿勢には強い信念を感じました。
いつでも誰もが立ち寄れる“常設の居場所”が立ち上がっていく未来に、期待と応援を込めて。
この記事が、いま居場所を探している誰かに届くことを願っています。
不登校支援や常設の居場所づくりに向けた取り組み、代表の詳しいコラムはnoteにて公開中です。